緩やかなディストピアを舞台にしたSFテイスト溢れるRPGです♪
キャッチコピーは『もう少し、子どものままで、いいですか。』
ライフスタイルRPGとあります通り、仕事をしたり友人らと交流をしたりと、ゲーム内での日常を楽しみながらストーリーの本筋を追っていきしょう!
キャラクターの生活をゲーム内に組み込むことはシミュレーションゲームなどではよくある内容ですが、本作はRPGであるにも関わらず、良い意味で生活感の強い作品となっております。
本業以外のお仕事や人付き合いなども主人公であるオプーナの成長に繋がりますので、彼らの生活面も疎かに出来ません。
やりこみも兼ねて、積極的に色々なサブイベントにチャレンジしていきましょう(^-^)/
本編の進行と平行して進めることが出来る寄り道的なイベントが多数存在する為、プレイヤーを退屈させない造りとなっております。
仕事や友達というと、現実ではトラブルの種になる事もありますが、ゲーム内ではその様な事はありませんでしたので安心して楽しむ事が出来ました(^-^)
また、本作はテンポが良く適度に緊張感のある戦闘が特徴で、主人公らの持つ球体の様な武器『エナジーボンボン』を主な攻撃手段とし、3分間の制限時間の間にカーブやストレートを使い分け、どの様に敵を効率よく倒すか考えながらエナジーボンボンを飛ばすのが楽しく、貫通効果のある装備品などを身に着けて敵を一掃した時の爽快感は相当なものです!
飛ばす球の大きさは全然違いますが、通常攻撃の操作感覚はスリングショットを撃つ感覚に似ていると思います(*'-')
戦闘中は他のRPGでいうところの魔法やスキルにあたるものやアイテムの使用も可能ですが、次の行動を考えている間も敵がどんどん攻撃を仕掛けてくることが困りもの、これをスリルと捉えるか煩わしいと思うかはプレイヤーによって意見が分かれそうな部分です。
RPGに付き物のやり込み要素も豊富で、ライセンス・ことば辞典・ダークローグブック・レゾネ・ひみつのキー・ネットTVの鑑賞など、本作の世界観に沿った独自の収集要素も盛り沢山!
特にレゾネの収集とネットTVの鑑賞が楽しいです♪
自分が鑑賞した美術品がレゾネに登録されていくのですが、その美術品の出来が非常に良く、モダン・アートやコンテンポラリー・アートなどがお好きな方には堪らないものとなっております(o^_^o)
各エリアごとに放送される番組が違うネットTVの作り込みもなかなかのもので、真面目なドキュメンタリーから開発者の方の趣味全開(!?)と思われるぶっ飛んだ番組までバリエーションも様々、続き物の結末が気になったプレイヤーも多いのではないでしょうか(^o^)
オプーナを語る上で欠かせない、カラフルで近未来的な世界観もこの作品の魅力の一つです(^_^)/
漫画だとドラえもんや21エモン、ゲームではファンタシースター等に近い感じの世界観で、人が居住しているドームと呼ばれるエリアはドラえもんの21世紀以降の街並みに似ていると思います。
建物からインテリアまで細かい所にもセンスが溢れていおり、全てのエリアが細かいところまでしっかりと作り込まれていますので、ドームの探索もとても楽しいですよ(^o^)
綺麗なのはドームの中だけかと思いきや、街の外も負けていませんヾ(^▽^)ノ
雄大な自然が美しく表現されており、特に空と海の色は絶品です♪
只、せっかく風景にも力が入っているのに若干カメラワークが悪く視点が少し低い為、辺りを見回したり観察がし辛い場合があることが難点でしょうか………普通にゲームを進行する上ではあまり気にならない点ではあるのですが(^^;)
本作は多数のゲームミュージックを手掛けられているあの崎元仁氏が作曲を担当されたSF風のポップで可愛らしいBGMも高い評価を受けており、なんとソフトの発売日から三年後におそらく発売される予定がなかったと思われるサウンドトラックが発売され、発表当時はオプーナのファンや崎元氏のファンを大いに沸かせました(*^_^*)
オプーナ達の冒険を彩るBGMはメロディアスで耳障りが良く、ゲーム全体を通して非常に耳に優しい作りになっています。
環境音楽として最高の出来なのではないでしょうか。
ポップで自由な世界観ながらも、物語の舞台は明確な階級制度に支配されたディストピアであることに変わりはなく、ストーリーを進めていくにつれオプーナ達は徐々に社会の闇を知る事となり、NPC達との会話などからも、明るい雰囲気とは裏腹に実は社会風刺の効いた作品だという事が分かってきます。
………ひょっとすると、物語の舞台であるランドロール星は地球の未来の姿かもしれませんね。
これからこのゲームをプレイされる方は、是非全てのNPCに話しかけてみて下さい。
そして、このゲームに込められた深いメッセージを読み取って頂きたいと思います。
サントラの発売や主人公であるオプーナの『無双☆スターズ』へ出演など、少しずつオプーナを取り巻く環境が上向きになりつつある事がファンとしては嬉しいところ(^o^)
この勢いで続編…の前に、まずは現行機に向けたリメイクを期待したいですね!
※こちらの記事は以前某レビューサイトに投稿させて頂いた文章に大幅な加筆、修正を加えたものです。
☆こちらのタイトルがお好きなあなたにオススメ☆
ドラゴンクエストシリーズ
ファンタジーライフ LINK!
星のカービィシリーズ
☆オマケのキャラクター紹介☆
※ネタバレは一切ございません!ランドロール星での生活の予習にいかがでしょうか?(^-^)?
◇オプーナ◇
まん丸なシルエットが特徴の我らが主人公。
デザインには賛否両論ある様ですが、私はとても可愛らしいと思います(^-^)v
戦闘も生活面もティティア星人のポテンシャルを活かして大活躍!
トモダチとの交流や数々のお仕事を経て肉体的にも精神的にも強く成長していく姿に注目したいキャラクターです。
◇コプーナ◇
オプーナ三兄弟の次男で、紫色の帽子と足下のエナジーボンボンが特徴のキュートな男の子。
ランドロール星における職業適性では聖者と判断されており、戦闘では回復のフォースの使い手として活躍します。
うな重が好物だそうですが、一応、殺生物ですし…聖者が口にして良いものなのでしょうか(^^;)
◇ポリーナ◇
オプーナ三兄弟の長女でオプーナの妹。コプーナから見ると姉にあたるお転婆な女の子です♪
なかなかに気が強く、オプーナもコプーナも彼女には頭が上がらない模様…(>_<)
戦闘時のポジションは魔法使いで、頭上の二つのエナジーボンボンを駆使して華麗な攻撃を繰り出します。
◇ゴルディ◇
オプーナの上司で、ランドロールガード総隊長を務める凄腕の戦士。
立派なお髭と逞しい肉体を持つ、いかにも戦士然としたキャラクターですが、ネットTVの番組に出演する際はうっかり素が出てしまうというお茶目な一面も(^o^)v
◇チャイカ◇
ランドロール星が誇る巨大企業であるシャイン社で働くエンジニア。副業でランドロールガードのお仕事もこなす文武両道の才媛でもあります。
中盤で一時的にパーティーに加入しますが、プレイヤーが操作出来ず、ステータスの確認も出来ないのが残念。どの様な能力を持っているのか気になるところです。
◇アイゼル=オナー◇
ランドロール星における聖者のトップ。惑星全体の代表も務めているそうです。
可愛らしい見た目のキャラクターが多い本作において、ほぼ唯一のイケメン枠(?)
公式のイラストなどが存在しないことが悔やまれます(T^T)